幸せは「訪れる」ものではなく、「編みなおす」ものかもしれません。
日常の中にあるバラバラな瞬間を、少しずつ拾い集めて、自分らしい調和の形にしていく。それが、HARMONEERが考える“セルフデザイン”です。
たとえば朝、窓を開けて風を感じる。お気に入りのカップでコーヒーを淹れる。一度きりの今日の空気を吸い込む。それだけで、心の輪郭が少し整っていきます。
アランは『幸福論』でこう述べました。「幸福は、結果ではなく、行動の習慣の中にある」
つまり、幸せは偶然ではなく“設計できる”。日々のちいさな行為が、自分という器の形を少しずつ変えていくのです。
仕事の中にも、その種はあります。会議で誰かの言葉に耳を傾ける、メールの一文を少しだけ丁寧に書く。そうした微細な行為が積み重なって、やがて「自分のリズム」をつくります。
HARMONEERでは、それを“ハーモニーを育てる行為”と呼びます。整える、待つ、重ねる。無理に前に進もうとせず、その日の調子や気分を観察して、「今日は静かな音でいこう」と決める。
人生をデザインするとは、派手に変えることではなく、小さな選択を重ねて、自分を整えること。そのプロセスが積み重なったとき、周囲との関係も、静かに調和していきます。
幸せを探すのではなく、日々の中に“調和の種”を植える。それが、HARMONEER的な生き方の第一歩です。