言葉の宿命 — 不完全なまま表現する

人は、言葉で世界をつかもうとします。
しかし、どれほど言葉を尽くしても、世界は指の隙間からこぼれ落ちていく。
言葉は、世界を照らす光であると同時に、影を生み出すもの。

完璧に伝わる言葉など存在しません。
大切なのは、「伝わること」ではなく「響くこと」。
少し歪んでも、届かなくても、真剣に伝えようとする温度があれば、人はその気配を感じ取る。

HARMONEERが大切にする「LiveDoc(生きた記録)」も、完成ではなく進化の記録。
間違える勇気の上に立つ表現です。

実践メモ:
1. 「書く」は「探す」だと思う。
2. “反応”を受けて更新する。
3. 言葉に“息”を通す。

出典:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』/マルティン・ハイデガー『存在と時間』/宮沢賢治『銀河鉄道の夜』