作用機序
フィナステリドは5α還元酵素II型を選択的に阻害し、テストステロンからDHTへの変換を抑制します。DHT低下により毛包のミニチュア化進行を緩やかにします。
効果の実感時期
目安として3～6か月で抜け毛減少、6～12か月で密度改善を評価します。継続が重要です。
用法・用量
通常は1日1回内服。飲み忘れた場合の二重服用は避けます。
副作用と安全性
- 性機能関連の自覚症状（頻度は高くありませんが注意）
- 肝機能への影響：定期的なチェックを推奨
- 妊孕性への配慮：女性（特に妊婦）は粉砕・破損錠への接触を避ける
相互作用・併用
ミノキシジル外用との併用は臨床現場で一般的です。デュタステリドとの併用は医師判断が必要です。
やめ時の考え方
中止するとDHTが元に戻り、数か月～半年で状態が後戻りする可能性があります。維持療法を前提に。
[内部リンク] デュタステリドとの違い
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