概要
AGA（男性型脱毛症）は遺伝素因に加え、テストステロンが5α還元酵素によりDHT（ジヒドロテストステロン）へ変換されることで毛包がミニチュア化し、成長期が短縮して起こると考えられています。前頭部・頭頂部の薄毛が中心で、進行はゆっくりですが放置すると広がります。
主な進行パターン
- M型：こめかみの生え際が後退
- U型：前頭部全体が後退
- O型：頭頂部のボリューム低下
診断の目安
最近の抜け毛増加、洗髪時の抜け毛量、頭皮の透け感、家族歴などを総合的に確認します。気になる場合は皮膚科・オンライン診療での相談を推奨します。
基本の対策
- DHT産生を抑える内服薬（例：フィナステリド／デュタステリド）
- 成長期を延長する外用薬（例：ミノキシジル）
- 生活習慣の見直し（睡眠・栄養・ストレス管理）
治療の流れ（目安）
1～3か月：抜け毛の減少を実感し始める／3～6か月：密度・ハリコシの改善／6～12か月：写真比較で明らかな変化。
途中のシェディング（初期脱毛）は、成長サイクルの入れ替えで一時的に生じうる現象です。
安全性と注意点
医薬品には副作用リスクがあります。自己判断での増量・併用は避け、医師・薬剤師の指示に従いましょう。
[内部リンク] フィナステリドの基礎知識 ／ ミノキシジル外用の使い方
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